2020年9月6日

ネックが折れました。。。。
買ってからまだ1年も経っていないYAMAHA CG-TA。気に入ってたんだけど修理費用はおそらく購入費用とあまり変わらないはず。ここは諦めるしかないかなぁ。

裏から見るとこんな感じ。ポッキリいってます。

9月8日(修理日記第1日)<接着>

折れたギターを修理してみようと決意。

用意したのは、家具や楽器用の接着剤。これは持ってました。

接着部分を押さえる当て板として適当な物が無かったので、簡易ケース付き折りたたみノコギリをケースと本体に分けて代用。刃は養生テープを貼って危険防止。

糸巻きの金具を外し、

 接着剤を付けます。先に筆を用意しておくんでした。細かいところに接着剤を入れるために慌てて筆を探したのでした。

当て板代わりのノコギリとそのケースでネックをはさみ両端を万力で固定。万力は持っていました。当て板がギターとくっつかないようにクッキングシートをはさみました。

このまま週末まで放置。ずれていないといいけど。万力をセットする際、だいぶ苦労したのでずれているかも。

9月12日(修理日記第2日)<補強>

丸三日固定した結果がこれです。

はみ出した接着剤を拭き取りました。いい感じです。

補強のため、穴を開けてダボを打ち込もうと思います。3箇所狙いを定めて丸いシールを貼りました。本来、ダボはこんなふうに使うものではないと思いますが、まあ良しとします。

2ミリ、3ミリ、4ミリ、6ミリのドリルで徐々に穴を大きくしました。それにしても、ネックの木って柔らかいのですね。2ミリの後、いきなり6ミリでもよかったかも。

ダボを打ち込んだらこんな感じに。

はみ出したダボはノミややすりで削ろうと思います。

素人は削らんでいいところまで大サービスで削ってしまいます(^^;;

窪みにパテを入れて続きは明日。木工用のパテがなかったので真っ白のこいつで代用しました。

9月13日(修理日記第3日)<塗装>

今日は塗装の予定です。

持っている塗料で色が近そうなのはオーク。普通は破損付近のある程度の広さの塗装を剥がしてから再塗装するのでしょうが、そんな技術はないのでこのまま作業します。

しかし、パテ代わりの白い充填剤に色がのりません。油性塗料だったら良かったのかもしれないけれど持ち合わせなし。止むを得ず黒い塗料を塗りました。くっきり黒が浮かび上がります

表側はこんな感じ。

ヘッドの縦長の2つの穴(何と呼ぶのか知りません)の下部に突き出たダボは、どうせ目立たないし、削りにくい部分だし、そのままにしていました。でも充填剤は粘土のように後から自由に変形できるらしく、飛び出たダボを包み込むように何となく整形できました。結果オーライです。

 

それはそうと、塗りがうまくいかないだろうことは昨日の時点で予測済み。昨晩、フレットに貼るインレイステッカーを発注しておきました。届いたら、それを使って目隠ししてみようと思います。

外していた糸巻きをつけ直します。上下が決まっているので気をつけます。あとはインレイステッカーが届くのを待ちます。

インレイステッカーが届きました。芸術的センスに欠ける私は全権限を娘に委譲しました。

表側はこんなふうになりました。

裏側はこんなふうになりました。後は、いよいよ弦を張るだけです。張った途端にボキッってなったら悲しい。さて、いつ張るか。

四角い大きなステッカーは、すぐに剥がれそうだし邪魔なので後で剥がしました。

9月15日(修理日記第4日)<仕上げ>

いよいよ弦を張ります。在庫の弦の中で最も張力の弱いダダリオのLIGHT TENSIONを張ります。このギターにハイテンションの弦は怖くて張れません。

一応張れました。ネックがこのまま耐えてくれるのかしばらく様子見です。張りたての弦はすぐ緩むので締め直しながら週末まで過ごします。

今回の修理で新たに買ったのは、ダボとインレイステッカー合わせて千円弱だけだったのですが、ふとこんなものを買ってしまいました。

 

電動のストリングワインダーです。別の製品を持っていたのですが、今回弦を張っているときに電池切れで停止。充電しようとしたところ、なんと充電器をなくしていることが発覚。

ストリングワインダーなんかなくても手巻きでできるし、実際今回は手巻きでやったのですが、なんとなくチューナー付きのものを買い直してしまいました。チューナー付きストリングワインダーなんてそんなもの誰が買うんだ、って思っていたのですが、なんのことはない買うのは私でした(笑)。


この機種は、弦の張り替えの際、ほぼ正しい音まで一気に締め上げてくれるようです。正確なチューニングは無理だろうけど張り替えには便利な気がします。そんなわけで、こいつの出費が著しくデカかったというわけ。週末に弦が安定し、ネックも無事だったら何か弾いてみようと思います。

9月19日(修理日記第5日)<試奏>

弦もだいたい落ち着いて来たので、一曲弾いてみました。
ペドロアンドカプリシャスのジョニーへの伝言です。

    [262]ジョニーへの伝言(2020.9.19)